税理士の選び方
1 税理士の選び方のポイント
税理士を探すためにインターネットで調べてみると、様々な税理士事務所のホームページが見つかります。
しかし、インターネットで調べただけでは、税理士事務所によってどのような違いがあるのかが分からず、悩んでしまうかもしれません。
税理士を選ぶ際のポイントとしては
・料金(税理士報酬)
・サービス内容
・専門性
・人柄
などがあります。
2 料金(税理士報酬)
料金は、もちろん安いに越したことはありません。
ただ、「安かろう悪かろう」ということもあるので、注意が必要です。
料金が安いからと頼んでみたら、税金の計算を間違えており、税金を多く支払い過ぎてしまったということになっては本末転倒です。
また、料金が安いと思ったら、必要最低限のことしかやってもらえなかったということもあるかもしれません。
料金については、「正確に早く丁寧にやってくれるか(サービスの質)」と「何をどこまでやってくれるか(サービスの内容)」とを比べて、お得かどうかを見極めることが大事です。
3 サービス内容
税理士だからといって、税金に関係するものは何でもやってくれるわけではありません。
例えば、相続でよく話題になる準確定申告と相続税申告は全く別のものです。
両方やってもらうのであれば、両方について依頼をしなければなりません。そのため、依頼する税理士が、「何をどこまでやってくれるのか」については、よく確認する必要があります。
4 専門性
税理士にも得意分野があります。
税金には、所得税、法人税、資産税、相続税・・・など様々な種類があり、その申告方法にはそれぞれに特徴があります。
そのため、税理士にもよく行う分野・得意な分野の税金の申告と、あまりやらない分野の税金の申告があります。
そのため、依頼する税理士が、これから依頼しようとしている税金について、どれだけ専門的かというのは確認すべきです。
専門分野であれば、適切かつスピーディに解決してくれることでしょう。
5 人柄
税金の申告では、税金に関するお悩みを相談する機会も多いと思います。
そういった場合に、ただ申告をするだけでなく、お悩みを真摯に受け止め、相談者・依頼者の方に寄り添った解決を目指す税理士が良いのは言うまでもありません。
税理士の人柄を見るためにも、まずは電話などで話してみて、場合によっては会って話を聞いてみるのが良いでしょう。